新刊書コーナー
2022年12月10日発売
☆「スペイン語で綴る土佐日記」
伊藤昌輝、エレナ・ガジェゴ・アンドラダ 共訳
税込定価:1980円
四六版:216頁 ISBN 978-4-88463-129-1 C0087
<本書の特徴>
本書は日本文学に多大な影響を与えた『土佐日記』がスペイン語と日本語で同時に鑑賞できる貴重な1冊。
『土佐日記』は平安時代前期から中期にかけての貴族・歌人であった紀貫之(868-945?)によって書かれた。土佐守としての4年間の任期を終えて帰京するまでの55日間の船旅の模様をつづった、
日本文学史上初めての日記文学。
当時男性の日記は漢文で書かれていたため、細やかな表現をするためにも紀貫之自信、女性の書き手とし、「和文・仮名づかい」を達成したことで日本語の将来を変えた。愛娘への悲しみなど私的な感慨を綴り、その後の女流文学の発達に大きな影響を与えた。
2022年4月15日発売
☆「スペイン語で辿る日本人の死生観」
著者:伊藤昌輝
監修: フェルナンド・バルボサ
税込定価:1840円
四六版:190頁 ISBN 978-4-88463-127-7 C0087
<本書の特徴>
コロナ禍、ウクライナ危機と世界が揺れる中、日本人が心に育て続けて来た宗教心、死生観を世界に発信するべく、平安時代から近代までの8作品を厳選の上掲載した。
掲載作品は、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、宮沢賢治「よだかの星」、「梁塵秘抄」(抜粋)、幸田露伴「印度の昔話」、「閑吟集」(抜粋)、志賀直哉「城の崎にて」、松尾芭蕉「閉関の説」、良寛・貞心尼 唱和歌「蓮の露」である。
日本人の宗教心は曖昧に思われてしまいがちだが、無神論なのでは決してなく、古代より自然と共生する中で培われてきた根源的な宗教感情であり、この8作品から日本人の真の心を読み取ることができる。
伊藤昌輝氏による丁寧なスペイン語訳を左ページに、日本語原文を右ページに配置し、バイリンガルで鑑賞しやすく工夫されている。
2020年7月22日発売
☆「スペイン語で愛でる万葉集」
スペイン語 朗読CD付
著者:伊藤昌輝
監修: エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:2200円
四六版:248頁 ISBN 978-4-88463-126-0 C0087
<本書の特徴>
・約4500首から厳選された100首を日本語とスペイン語バイリンガルで対面掲載。時代と言語を越え、詩の持つ根本の美し
さを鑑賞できる。
・日本語ページには原文、ローマ字表記、現代語訳および注。スペイン語ページにはスペイン語訳と注が入る。
・スペイン語訳監修者の朗読CD付き。
・スペイン語学習教本になると同時にスペイン語圏の日本古典文学研究書となる。
・『宝永版本万葉集』を資料として一部掲載。
書籍紹介コーナー
2019年12月18日発売
☆「スペイン語で味わう宮沢賢治作品集」
スペイン語 朗読CD付
著者:エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:1980円
四六版:200頁 ISBN 978-4-88463-125-3 C0087
<本書の特徴>
・日本語とスペイン語を対面掲載している。
・宮沢賢治の人生観が込められた童話4作品、詩4作品を収録。
童話:注文の多い料理店 オツベルと象 雁の童子 やまなし
詩:あすこの田はねえ 永訣の朝 松の針 雨ニモマケズ
・翻訳者によるスペイン語朗読CD付。
・賢治の手書き原稿、初出資料も多数掲載。
・誰もが親しんで来た賢治の作品はスペイン語学習教本にぴったりである。更に、スペイン語圏の貴重な日本文学研究書となる。
2018年11月30日発売
「スペイン語で旅するおくのほそ道」
著者:伊藤昌輝
監修: エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:1980円
四六版:256頁 ISBN 978-4-88463-122-2 C0087
<本書の特徴>
旅の芭蕉は、自分の眼で水かさの増した最上川の流れ
を見、自分の耳で「岩にしみ入る蝉の声」を聞いた。
推敲に推敲を重ねて世に送り出された『おくのほそ道』
5ヶ月 2400キロに及ぶ旅全行程が、
言語を越えて心に響く1冊となった!!!
☆「スペイン語で詠う小倉百人一首」
日本語とスペイン語の朗読CD付
著者: 伊藤 昌輝
監修: エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:1980円
四六版:224頁 ISBN 978-4-88463-119-2 C0087
<本書の特徴>
・ 日本語とスペイン語を対面バイリンガルに表し見開きで一首を味わえるようになっている。詠み人の歌仙絵が趣を添えている。
・ 日本語ページには原文、ローマ字表記、現代語訳と注、スペイン語ページには詩的表現のスペイン語訳および注が入る。
・ 京ことばのプロ朗読者による百人一首朗詠、スペイン語監修者のスペイン語朗読CDが付き、日本語スペイン語両言語を鑑賞できる。
・ スペイン語学習教本となると同時にスペイン語圏の日本古典文学研究書となる。
日本経済新聞2019年5月10日付 朝刊文化面に関連記事が掲載されました
☆「スペイン語で味わう太宰治短編集」
スペイン語 ヴィヨンの妻 朗読CD付
著者:エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:1870円
四六版:184頁 ISBN 978-4-88463-120-8 C0087
<本書の特徴>
・ 日本語とスペイン語を対面バイリンガルに掲載している。
・ 収録短編はヴィオンの妻、走れメロス、満願、I can speak.,海、純真、六月十九日
・ 翻訳者によるスペイン語朗読(ヴィオンの妻)CD付
・ 太宰の手書き原稿、初出資料等掲載し、スペイン語学習教本となると同時にスペイン語圏の日本文学研究書となる。
☆「スペイン語で奏でる方丈記」
(HOJOKI Canto a la Vida desde unaChoza)
☆ 2015年度日本翻訳家協会特別賞受賞
著者:鴨長明
訳者:伊藤昌輝
スペイン語女流詩人の朗読CD付
税込定価:1870円
四六版 192頁
ISBN978-4-88463-117-8
日本三大随筆の「方丈記」をスペイン語で詩的表現!!長明の歌声がスペイン語の世界に高らかに響きわたる!!
2017年11月28日発売
「スペイン語で親しむ石川啄木 一握の砂」
スペイン語 朗読CD付
著者:伊藤昌輝
監修: エレナ・ガジェゴ・アンドラダ
税込定価:2090円
四六版:256頁 ISBN 978-4-88463-121-5 C0087
<本書の特徴>
・ 「一握の砂」551首全首を掲載している。
・ 左ページにスペイン語、右ページに日本語を配置し、詩を両言語で味わえるようになっている。
・ 啄木自身の自筆ノートを資料として多く掲載、日本の近代文学の研究書として価値がある。
・ スペイン語の朗読CDが付いているのでスペイン語学習教本になる。